高橋留美子の『らんま』にちなんで名付けられた甲殻類の新種 – Interest

これも冷水や温水は必要ありません

新種の発見は、私たちの惑星である生物群系が常に進化していること、そして種が環境に適応する粘り強さの証です。こうした発見の大部分は、名前の付け方にあります。名前は、その生物を発見した人または複数の人によって付けられることが多く、新種の何らかの側面を反映していることがほとんどです。新発見の種を表す最良の方法は、架空のキャラクターの名前を借りることです。では、研究者が雄と雌の両方を持つ甲殻類の新種を発見したら、どうすればよいのでしょうか。高橋留美子の人気キャラクター「らんま1/2」の早乙女乱馬にちなんで名付けましょう。

画像は北海道大学理学部のX/Twitterアカウントより

らんま1/2:©高橋留美子/勝負, Apseudes ranma 写真:©北海道大学医学部

北海道大学理学部の公式X(旧Twitter)アカウントは7月30日、体長2~5ミリのエビのような生物であるタナガイ綱の新種を発見したと報告した。修士課程の松島義信氏と角井啓一博士が名古屋港水族館でタナガイ綱のアスペルガ科を発見し、らんまのキャラクターにちなんで「Apseudes ranma」と名付けた。

北海道大学は、松島氏と角井博士の論文の要旨を日本語と英語の両方でウェブサイトに掲載した。ただし、英語版は短縮されている。2人の研究者は、この新種のタナイド科のランマが雄と雌の両方であることから、Apseudus ranma という名前を選んだ。これは新種にふさわしい名前だが、高橋氏のランマは厳密には雄でも雌でもない。むしろ、ランマはキャラクターが浸される水の温度に応じて典型的な雄または雌の表現型を示し、冷水をかけると女の子になり、お湯をかけると男の子に戻る。

理学院修士課程の松島吉伸さん科の角井敬知生物学講師(生物学講座)らは、名古屋港水族館の水槽で発見、飼育していたタナイス目甲殻類が新種であると発表。らんま1/2」の早乙女乱馬(らんま)に因んでランマ・アプセウデスと命名しました。 詳細↓ https://t.co/pp18ogSeCz pic.twitter.com/qhvbjra37d

— 北海道大学理学部 (@Science_HU) 2024年7月30日

理学研究科修士課程の松島義信さんと生物学科(多様性生物学コース)の角井啓一講師は、名古屋港水族館の水槽で飼育していたアカウミガメ科の甲殻類が新種であることを発見し、漫画『らんま1/2』の早乙女乱馬にちなんで「Apseudes ranma」と命名したと発表した。詳細↓https://www2.sci.hokudai.ac.jp/faculty/resear…

高橋留美子さんは「Apseudus ranma」という名前についてはコメントしなかった。

高橋作品のキャラクターの名前が新種の名前に使われるのは今回が初めてではない。2014年には、犬夜叉の四魂の玉のかけらにちなんで、ザトウクモの一種が「タイトーカケラ」と名付けられた。最近では、2020年に、うる星やつらのヒロイン、ラムアゲハにちなんで、シガリティス・シャマ・ラムアゲハが名付けられた。高橋作品のキャラクターが新種の名前に使われるのは珍しいことではない。

ファンに人気のアニメやマンガのキャラクター、早乙女乱馬は、タネガメ科の種の名前で生き続けることになる。そして、ちょうど10月5日に日本で初公開されるアニメシリーズ「らんま1/2」のリメイク版に間に合う。アニメは放送後、Netflixで独占配信される。

出典:北海道大学のウェブサイト(リンク2)、北海道大学のX/Twitterアカウント、動物分類群(リンク2)(Wikipedia経由)

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