画像提供:Drawn & Quarterly ウェブサイト
© 斎藤なずな、Drawn & Quarterly
スモールプレスエキスポは火曜日、2024年度イグナッツ賞のノミネート作品を発表した。作家の斎藤なずなによる短編漫画集『Offshore Lightning』が優秀作品集部門にノミネートされた。
ドローイング&クォータリーは2023年7月にこの本を出版した。この本には、斎藤の初期の作品に加えて、2012年と2015年にそれぞれデビューした「捕らわれの身」と「孤独死ビル」が収録されている。
Drawn & Quarterly の募集要項からの抜粋は次のとおりです。
「ドッグフードを買って家に帰る」や「沖の稲妻」などの物語は、自己憐憫と自己反省の悪循環に陥った中年男性に焦点を当てている。斎藤は、彼らの苦悩と自己中心性をやさしく揶揄しながら、幼少期の友情や失恋を振り返るこれらの男性の哀愁をとらえている。対照的に、「囚われの身」は、認知症に陥り、主体性を失ったことに憤慨している病気の母親を訪ねる3人の兄弟を追う。兄弟は、辛辣な性格の痛ましい遺産と、人生の終わりにこの女性を敬おうとすることのバランスを考えながら、ドライブに出かける。「孤独死ビル」は、死が彼ら全員が住む団地に降りかかる中、老人の噂話好きの風変わりなキャストを記録している。
斉藤さんは40代で漫画家としてデビューし、1987年に「ダリア」で小学館のビッグコミック新人賞を受賞。2017年12月に小学館のビッグコミックオリジナルに「ぼっち死の館」を連載。同作は今年の第28回手塚治虫文化賞の候補作となった。
イグナッツ賞は、ジョージ・ヘリマンの有名な漫画「クレイジー・キャット」の登場人物にちなんで名付けられ、「漫画と漫画における傑出した業績」を表彰する賞です。漫画家で構成される審査員団が毎年投票用紙を作成し、その後スモール・プレス・エキスポの出席者が候補者を投票で決定します。今年のイベントは、メリーランド州ベセスダで 9 月 14 日と 15 日に開催されます。
グレイシャー・ベイ・ブックスのインディーズ漫画コレクション『Glaeolia 2』が、2021年イグナッツ賞の「優秀アンソロジー」部門で賞を受賞しました。
出典: Small Press Expoのウェブサイト
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